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待ち合わせ -ミック×かずえ-

※これは『KISS KISS KISS』の話で、いつもの2人の話ではありません。
撩と香、の話じゃないとイヤだな、と思う方は、ブラウザバックにてお戻りください。
なお、読み終わった後の苦情等は受け付けませんので、ご了承ください。
いいよー、という方のみ、どうぞお読みくださいませ♪





























「ふぅ~、終わった」

ミックは、うーん、と伸びをして、ふと窓の外を見る。

すると、ちょうど向かいに住む2人が買い物から戻ってきたみたいで、どうやら撩はエコ袋を持たされているようだ。
どうせ、ナンパしていたところを香に見つかって、買い物に付き合わされた、というところだろう。
香に叱られたらしい撩は、もう家に着く頃になっても何か言っているようで唇を尖らせているようだ。
それでも、見てるこっちからすれば、じゃれているようで楽しそうに見えて、クスリと微笑う。

あの2人を見ていると、かずえに逢いたくなる。
そういえば、どれぐらい彼女に会ってないのか。
かずえは、教授の家で研究の日々だし、ミックはミックで出張だなんだで忙しく、会える時間がなかなかない。

今、出張した時の取材記事が書けたばかりだ。
休日返上で取材してたのを編集長は知っているし、確か、明日は休みをもらえるはず。

ミックは早速、会社に電話して記事のメールを送る。
その際に休暇の件も了承を取った。

そして、フッと笑いながら、ミックはかずえとデートしようとかずえの携帯に電話をかけた。

・・・出るか?出ないか?

出ないなら出ないで仕方ない。
また、次の機会にしよう、と素直に諦める。
でも、出たら彼女をデートに誘おう。
何ヶ月ぶりかの彼女とのデート。

・・・心が浮き立つ。
ドキドキする。

なんて、ガキみたいだな、と思う。
だけど、やっぱり愛しい彼女とのデートは楽しいし、こんな気持ちになるのは、ただ一人だけ。
電話に出るのを待つ、この緊張すら楽しくて、笑みが零れる。
すると・・・かずえの声が聞こえてきた。

『もしもし?』
「あぁ、おれ。ミック」

かずえの声も弾んで聞こえたので、嬉しくなる。

「おれ、明日仕事が休みでさ」
『あら、良かったわね。出張に行ってた時の記事は書き終わったの?』
「あぁ。さっきメールしたところ」
『お疲れ様でした』

かずえのそんな気遣いも嬉しくて、顔が綻ぶ。

「サンキュ。・・・で、そっちはどんな具合だい?だいぶ、進んだ?」
『うん、進んでる・・・って言いたいんだけど、ちょっと行き詰まってるとこなの』

困っているようなかずえの言葉にちょうど良い、とミックはクスッと笑う。

「ならちょうど良かった。明日、ちょっと息抜きしないか?」
『え?』
「明日、おれとデートしない?」
『ホント?嬉しいっ』

声の様子から、電話の向こうで嬉しそうに微笑むかずえが想像できて、ミックは優しく目を細めた。

「良かった。断られたらどうしようかと思ったよ」

ミックがおどけて言うと、かずえがクスッと笑う気配がした。

『私も貴方に逢いたいなって思ってたの。だから、嬉しいわ』

かずえも同じ気持ちでいてくれたのか、と心が弾む。
それから、会う時間と待ち合わせ場所を決める。

『私達、一緒に住んでるはずなのに、待ち合わせするなんて、なんかヘンな感じだけど、新鮮でなんかドキドキするわね』

かずえがクスクス笑いながら言った言葉に、思わずミックも笑う。

「おれもドキドキしてる」

それから、かずえが嬉しそうに「じゃ、明日。楽しみにしてるわね」と言って電話を切った。

・・・確かに、一緒に住んでるはず、なのにな。
それでも、かずえが言うように、ドキドキするのは確かだ。

ミックは笑みを浮かべながら、早速、クローゼットを開けて、服を出し、ベッドに服を並べ、あーだこーだと考え出す。

・・・こんなこと、昔のおれだったら考えられないな。
こんなに、誰かとのデートを楽しみにしてるなんて。

ミックはククッと喉の奥で笑う。
それから、明日の恰好を揃えると、鼻歌でも歌いだしそうなくらい機嫌良く、夕食を作り始めた。



電話を切ったかずえも、教授に見つからないように部屋に戻ると、嬉しくて頬が緩む。
服を一気に出して並べ、選び出す。

・・・うふふ、明日は久しぶりにミックとデートだから、オシャレしたいな。
ホント、息抜きがしたかったのよね。
ミックにも逢いたいと思ってたちょうどいいタイミングで電話がかかってきて、私が逢いたいって思ってた気持ちが伝わったのかと思ったわ。

かずえはクスクスと笑う。

・・・うーん・・・そうねー、これは、この前会った時に着たし、これに合うスカートは家だし・・・。

どれにしよう、と考えるだけでも楽しい。
かずえは、嬉しそうに準備を始めて、教授に呼ばれて行ったら「なんか嬉しいことでもあったかの?」と顔を綻ばせるので、かずえは苦笑した。

「そんなに分かりやすいですか?私」
「分かりやすすぎじゃ」
「えーっ?!そんな、恥ずかしい~」

そして、照れを隠したくて教授の背中をバシバシと叩く。

「い、痛いっ。かずえくんっ、痛っ」
「あら、教授。どうもすみません」

かずえが慌てて教授の背中を擦ると、教授が苦笑する。

「まぁ、久々のミックとのデートじゃろうから、楽しんできなさい」
「・・・はい。ありがとうございます」

かずえは、頬をうっすらと染めて答えた。

「さて、明日はミックと会うから、今日のうちにちょっとでもやっておかなきゃね」

かずえは笑みを浮かべながら研究室に向かう―――前に自室に行き、明日の洋服を選び出したのだった。








パチッ。

ミックは目覚まし時計が鳴る前に目が覚めて、起きて伸びをする。
カーテンを開けるとすでに眩しい光が射している。

テレビをつけてニュースを耳に入れながら動きだし、準備を始める。
手早く朝食を作って食べながら、頭では今日のデートコースを考える。

・・・まず先にアソコに行くだろ?そして、あそこで飯食って・・・

口をモグモグ動かしながら、ククッと笑う。
テレビに映る時計を見て、食器を下げて洗う。
服を着替えて、準備を終えてから、まだ時間に余裕があったので、新聞を読んだりメールのチェックをする。

「ちょっと早めに家を出るか。カズエを待たせたらいけないしな」

そして、時間を確認して少し早めに家を出た。

歩いていると、花屋が見えてくる。
開店の準備をしているのだろう。
それを見て、一瞬、かずえに花束を贈ろうか、と思う。

花束を受け取った時のかずえを想像すると、眼を優しく細める。
嬉しそうな表情をして、きっと―――。



「ありがとう、ミック。とっても嬉しいわ」

そして。

「いや、君の美しさに比べたら、この花束も霞んでしまうよ」



なんて言ってかずえを抱きしめる―――。

そう考えると、ククッと笑みがこぼれるが、自分が考える花束を抱えたまま色々と移動するのは、かずえが大変ではないか・・・?
そう考えると、ミックはその場でフム、と考える。

さっきのかずえの笑顔も捨てがたいが、やはり、帰りにこっそり買ってかずえにサプライズをしよう、と考えて、準備をしている店員に声をかけた。

・・・花屋から予約を取り付け、出てきたミックは上機嫌で待ち合わせ場所まで向かった。







「はぁ・・・。なんで私から出向かないといけないのよ。だいたい、仕事じゃなかったらあんな女の仕事場まで行かないわよ!」

仕事で新宿まで着ていた絵梨子は、プリプリ怒りながら『あんな女の仕事場』までの道のりを歩いていた。

「あー、昨日の電話のことを思い出しただけでもムシャクシャするわ。こうなったら、香に新作の洋服着せてやるーっ!」

ブツブツ言っていた絵梨子だったら、ふと、その足を止める。

「え・・・?」

通りを挟んだ向こうの通りを歩いていた男に眼を留めた。

上背があり、ガッチリした体躯が逞しい。
どう見ても外国人でモデル体型。
しかも、チラと見た横顔からかなりのイイ男だというのが分かる。
眼を細めて口角を上げて笑みを浮かべている表情に、ビビッときた。

・・・いたっ!モデルっ!!

その男は、歩き方も様になっている。
それに、色気がある。
男の色気が。

その時、何が何でもその男を掴まえて、モデルになってもらおう、と決めた。
そして、絵梨子はぱぁっと笑顔になると、クルリと振り返ると、モデル候補の男を追いかけていく。
これから打ち合わせをしに行くはず・・・だったけれど、そうも言っていられない。
今を逃したら、次はいつ逢えるか分からないのだ。
遅れようが、男を追うっ!
むしろ、これであの女と仕事できなくてもいい、と思ったほどだ。

・・・私がビビッと来たんだもの。
絶対に掴まえるわよ。

絵梨子は、気合を入れて通りを挟んで少し前を歩く男を追い始めた。



ミックが歩いていると、ポケットに入れているケータイが着信を知らせる。
見ると、かずえからだ。
ミックは頬を緩ませ、電話に出る。

「もしもし、カズエ?おはよう」
『おはよう、ミック。ねぇ、もう家、出てる?』
「うん、出てるよ。どうかしたのかい?」
『あ、あの・・・ごめんなさい。ちょっと遅れそうなの』

かずえの申し訳なさそうな声が聞こえてくる。
ミックはフッと優しく笑う。

「分かった。どれくらい遅れそう?」
『ごめんね、15分ほどなんだけど』
「なんだ、それくらいなら全然大丈夫だよ。焦らなくていいよ」
『ありがとう、ミック』
「じゃぁ、あとで」
『うん』

電話を切ると、表情を変えずに電話をしまい、また歩き出す。

何を話しているかは分からないけど、それを見ていた絵梨子は、ますます追っている男―――ミックをモデルにしたくなる。
きっと、彼女からの電話だったんだ、と分かるほどの優しい顔。

ミックをイメージした服装が一瞬、頭を掠める。
絵梨子は、頭の中であーでもない、こーでもない、と考えながらミックから眼を離さない。
・・・というか離れない。

その時、ミックが大通りの角を曲がってしまい、絵梨子も走って赤に変わった横断歩道を渡る。
車のクラクションが鳴ったが、そんなの気にしていられない。
むしろ、うるさいわね、と車をキッと睨む。
渡り終えて角を曲がると、駅とデパートが見えてくる。

「・・・これは絶対に彼女との待ち合わせね。彼女はどんな感じの女性(ひと)なのかしら・・・」

絵梨子は、少し離れてミックの後を追っていた・・・が。
ミックの足が止まる。

そこは、デパートの正面玄関の前で、待ち合わせに割と使われる場所だ。
絵梨子も少し離れたところで止まると、チラチラとミックを窺いながら待ち合わせをしている風を装う。
案の定、ミックは時々時計を見て、時間を気にしているようだ。

見ていると、通り過ぎる女性達がミックを一瞥していく。

ある人は、チラと見て通り過ぎ。
ある人は、一度見て、頬をうっすらピンクに染めて、もう一度見て、手を口にあてて通り過ぎ。
ある人は、チラチラといわず、ジーッとミックを見ては眼を逸らし、またジーッと見つめ。
ある人達は、連れの女友達とキャーキャー言いながら見る。

服装もイマドキの服装でしっくりと似合っているし、上についている顔も申し分ないほどカッコいい。
立ち居振る舞いもキマっている。
やはり、どの女性から見ても、ミックがイイ男なのだ、という証拠だ。

そして、その瞳は、彼女が来るのが待ちきれない、というように辺りを見回している。
カッコ良いコーディネートされた服装とは裏腹に、そわそわ、ワクワクしているような表情が、見ていて可愛くて、絵梨子はついプッと吹き出してしまう。
ますますモデルにしたくなってくる。

さて、いつ(ミックのところに)行こうか?

そう考えているうちに、ミックが動く気配がして、ふとそっちに眼を向けると、ミックが満面の笑みを浮かべている。
絵梨子は、ミックの視線の先を見る。
すると、手を振りながら走って来る1人の女性が見えた。

髪をロングにした美人で、着ている服装もその女性にぴったり合っている。
そして、彼女は走る速度を緩めないままミックに向かってきて、満面の笑顔のまま、そのまま思いっきり抱き着いた―――。



待ち合わせの時間が過ぎて、そわそわしてきたミック。
かずえからは遅れてくる旨を聞いているけれど、それでもソワソワする気持ちは抑えられない。
女性からの視線にはもちろん気付いていたし、普段ならもしかしたら笑顔で応対するかもしれない。
けれど、それでも今は、かずえに逢いたい気持ちが勝って、そんなの気にしていられなかった。
何度も時計を見て、眼で辺りを確認して、愛しい彼女、かずえが来るのを待つ。

でも、待つのがこんなに落ち着かないものだとは思わなかった。
昔のミックは、女性から言い寄られて、待っている女性達の元に向かっていたのだから。
それが、日本に来て、初恋とも云える女性、香に逢って、そして・・・偶然が重なってかずえに逢えた。
やがて、かずえと育んだ愛は大きくなり、自分の愛する女性がかずえ1人になった。
それから、呑みに行って騒いでも、帰る場所は愛するかずえが待っている家になった。
いつの間に、こんなに自分の中でかずえが占める割合が大きくなっていったのだろう。

だから、こんなにもらしくなく、ドキドキ、そわそわしてしまうんだ。
辺りを見回してみたり、時計を気にしてみたり。

・・・電話で、全然大丈夫、と言ったくせにな。

そう思うと、ミックは苦笑した。
でも、そういうのも悪くない。
惚れた女を待つ時間もこれからのデートのことを考えれば、楽しみに変わるものだ。
さて、彼女はどんな格好で来るのか。

色々考えようとした時、ピクとミックが反応する。
ふと目を向けると、愛しい女性が走ってくるのが見えた。
まだ遠目だけれどかずえだと確信する。

・・・おれがカズエを間違えるなんてあるわけないだろ?
あぁ、カズエ。
今日のキミもキュートだよ♪

だんだんと近づいてきて、ミックも笑顔になる。
かずえの視線は真っ直ぐにミックに向かっている。
ミックもかずえを見つめて、近づいていくと、かずえは走っている速度を変えずにそのままミックに抱き着いたのを難なく受け止めて支えて、抱き留める。

「ミック!」
「カズエ!」

ミックはかずえの背中と腰に腕を回してギュッと強く抱き上げて、かずえはミックの首と背中に手を回す。
そして、互いに間近で視線を絡ませると、ミックが優しく微笑んだと同時にかずえの唇と深く重ねた。
驚いたかずえは眼を大きく見開いて身体を硬直させたが、すぐに、それを解いて片方の手をミックの後頭部に回して、ミックのキスを受け入れた。
角度を変えて触れては離れ、吸っては触れて、と甘いキスを繰り返す。

それから、ここが外だったことを思い出し、とりあえず、そっとかずえを下した。
そして、もう一度、視線を絡めてかずえは微笑み、ミックはフッと微笑う。
かずえの腰に腕を回し抱きしめながら、ミックは久々のかずえの感触を確かめるように抱きしめる。

「逢いたかった・・・」
「あぁ、おれもだよ。カズエ」

かずえが頬を染めてはにかむように笑うと、ミックも笑顔を零す。
その笑顔が眩しくて、キレイで、ミックはクラクラと目眩がしそうだ。
ミックはそのクラクラしそうな気持ちを隠すことなく、かずえの両頬を両手で包むと、少し俯いてかずえの顔に自分の顔を近づける。

「えっ?ミック?」

驚くかずえをよそに、ミックは再びかずえと唇を重ねた。
外だから舌を絡ませることはしないけれど、深く、長く、重ね合った。

離れて改めてミックの顔を見て、恥ずかしそうに、嬉しそうに、かずえの笑顔が弾けた。

「ミック・・・」
「カズエがキレイだから、ついね」

ミックは悪びれもせずにしれっと言い放つ。

「もう、ミックったら相変わらずね。それに、周りの注目の的よ?」
「いいんだよ。見たいヤツには見せつければいい。だって久しぶりなんだぜ?おれ達。嬉しい気持ちを出しただけだよ」
「ミック・・・」
「カズエは嬉しくないのかい?」

ミックがニヤリと笑うと、かずえは頬を染めて慌てて首を振る。

「ううん、嬉しい。・・・・・・電話、ありがとう。デートに誘ってくれてすごく嬉しかった」

ミックはクスッと笑う。

「カズエに電話する前に、向かいの2人を偶然見て。そしたら、急にどうしても君に逢いたくなったんだ」
「そうなの?」

そして、かずえもクスクスと笑った。

「あの2人は仲良しだものね」
「あぁ」
「昨日も言ったけど、ちょっと研究が行き詰っちゃってて、ちょうど私もミックの声が聞きたいな、逢いたいな、って思ってたところだったの」
「そりゃ、奇遇だ。おれのテレパシーが伝わったかな?」

ミックがおどけるようにかずえに言うと、かずえは、チチチと人差し指を振ってウインクをした。

「あら、違うわ。私の方が『ミックから電話、かかってこい!』って思ってたんだもの。私のテレパシーがあなたに通じたのよ」
「ははは、そうか。じゃ、おれがカズエのテレパシーに引き寄せられたんだね」
「そうよ」

そう言うかずえの顔はどこか自慢げにも見える。

「何か月ぶりかしら?」
「うーん、2か月?3か月?」
「私が学会に行ったのが2か月前で・・・」
「その後、おれが出張に何度か行ってるから・・・」
「約4か月ぶり?」

ミックとかずえは顔を見合わせる。

「そうか、そんなに経つのか。そりゃ、逢いたくなるはずだよな」
「そうね、そんなに逢ってなかったのね、私達」

2人はクスッを笑いあう。
そして、さりげなくミックがかずえの腰に手を回して、そっとかずえを促す。
それに従って、かずえも歩き出す。

「・・・で?今日はどこか行きたいところでもあるの?」

かずえがミックを見上げる。

「あぁ。まずは、電車に乗ろう。ちょっと移動するよ」
「ええ」

そっとさり気なくかずえに右腕を出すと、そこにかずえの左腕が絡まり、腕を組む。
出した腕をまた元に戻すと、ミックとかずえが密着する。

「行こうか」
「ええ」

一瞬、2人が見つめ合い、それからまた歩き出す。
2人は駅へ向かっていった。





一方、ミックとかずえが久々に再会&キスをして去っていったその間、絵梨子はずっと眼が離せなかった。

・・・何よ、このドラマのワンシーンみたいなキスにハグは。
しかも、美男美女だから、映えるわ。

それに、彼女もすごくキレイで素敵な女性で、2人が抱き合っているのを見て、すごく画になっていて、思わず見惚れた。
この2人をイメージした服を瞬時に思い浮かべる。
その時、やっぱり2人合わせてビビビッときてハッとする。

・・・ビビッてきた!
そうよ、モデルっ!!!
ぜひ、あの2人にモデルをやってもらいたいわ!!

一度そう思ったら視線を前に向ける。
絵梨子は、もうかなり離れたミックとかずえに向かって走り出した。

「絶対、追いつくんだから」

一生懸命走ったものの、その時ちょうど横断歩道に捕まってしまった。
はぁはぁはぁ。
荒い息を吐きながら信号を睨みつけるけれど、なかなか青にならない。

「もうっ、何よ。いいかげんに青になりなさいよ~っ」

焦る気持ちとイラつく気持ちからそう呟いた時、信号がやっと青に変わった。

「・・・っ!」

絵梨子は急いで走る。
こんなに全力疾走したのはいつぶりよ?ってくらい走った。

やっと駅について辺りをキョロキョロ見回してみるものの、もう2人はいなくて、大きく「は~ぁ」とため息をついた。

「もうっ!私のバカっ!」

絵梨子は振り返ると、悔しい気持ちを隠しもせずに、ぶつぶつ呟いていたけど。

「絶対、諦めないわよ。いつか、あの2人を見つけたらモデルになってもらうんだから」

そう言うと、うん、と頷いて「さぁ、仕事行かなきゃ」と切り替えて、足を仕事場へ向けて歩き出す。
だが、それもすぐに止まる。

「・・・そうだった。今日の仕事は、あそこだったわ」

行きたくない仕事場に、テンションが下がる。

「こうなったら、ちゃっちゃと終わらせるしかないわね」

1つ大きく息をはくと、絵梨子は仕方なく、仕事へ向かったのだった。





++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

<あとがき>
ミック×かずえのお話でした(*^^)v
いかがだったでしょうか?
すみませんっm(__)m
読みづらかった・・・かもしれないですねー・・・。
待ち合わせ、がテーマなので、最後に2人が逢うまで、誰か1人の行動を追っていく、という形で描かせていただきました(*^_^*)
でも、それが読みづらかったかなぁ、と思って(^^ゞ
ホントはもうちょっと2人の絡みを描ければよかったんだけど、私の文才では無理でした・・・(>_<)
すみません・・・m(__)m
そして、2人の最初のキスシーンv
こちらも私の文才ではこれが限界でした(T_T)
私のイメージはMr.Childrenのアルバム『SUPERMARKET FANTASY』のジャケットの2人がキスしてるイメージだったんですけど・・・(^^ゞ
本当にミック好きな方、かずえさん好きな方には申し訳ありませんm(__)m
もちろん、ミックもかずえさんも大好きです☆
そして、絵梨子さんvv
相変わらず描きやすいから好きだ~っvvv
絵梨子さん、登場しなくてもいいんじゃ?と云われればそれまでなんだけど・・・(*'▽')
うふふ♪
というわけで、最後まで読んで下さった皆様、どうもありがとうございましたvvv

【 2013/09/23 (Mon) 】 NOVEL | TB(-) | CM(0)
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撩&香の一コマ♪
プロフィール

実梨

Author:実梨
シティーハンターが好きで、二次創作を始めました(^^ゞ
カッコいいリョウと可愛い香ちゃんを目指して、日常の色んな2人を描いていけたらいいな、と思ってますv
初心者なので、まだまだ未熟で駄文ばかりではありますが、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです♪

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・11/ 2 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
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