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彼からもらうもの 前編

※この話は携帯からUPしていて、漢字変換で『りょう』の字が出ないので、カタカナの『リョウ』で描かせていただきます。
そして、読みにくい箇所もあるかと思います。
本当に申し訳ありません。
すみませんが、どうぞよろしくお願いしますm(__)m
****













眠っている意識が上がってきて、まどろみから目を覚ます。
いつもと同じように、逞しい腕があたしを包んでくれているのに気付いて、その温もりに頬が緩む。

ねぇ、リョウ。
あたしが目覚めた時、いつめこうやって抱きしめててくれるでしょう?
それが、あたしにとって、どれだけ嬉しいことか、分かる?
どれだけ安心するか、分かる?
もう、ホントにすっごく幸せなのよ?
・・・きっと、リョウはあまり意識してないんだろうけど、あたしはすっごい嬉しいんだからね!!

まして、今日は、あたしの誕生日と・・・アニキの命日。
今年は、前もってリョウと話して、お互いにプレゼントは無しにしよう、と言っていた。
あたしは・・・結局、カードしか渡してない。

でも、あたしはリョウからプレゼントをもらっている。
そして、今年も。
リョウは無意識だろうし、あたしが勝手にそれを『プレゼント』にしちゃうんだけどね。

まずはコレ。
リョウの腕があたしを抱きしめてくれること。
朝、好きな男の腕に抱かれて目を覚ますって、リョウがその・・・初めてなあたしにはとても嬉しいことだったりする。

いつもしてくれるんだけど、今日は嬉しさも格別かな。
目線を下に下げたら、身体にはいくつもの『跡』が残されているから。

リョウに愛された・・・紅い印が。

くすぐったいほどに優しく、ドキドキがリョウに聞こえちゃうんじゃないか、と思うほど艶やかで、思わず見とれるぐらい強気で強引で、カッコいいリョウに求められた・・・何度も。

嬉しくて、恥ずかしくて、顔だけじゃなくて全身が真っ赤になるぐらい熱くなってたのを、きっと、リョウは笑いながら見ていたに違いない。
そう思うと、今でも照れて、手で顔を隠す。
あたしが手を動かしたもんだから、リョウがあたしを抱きしめ直す。
そして―――

「・・・んー・・・」
「・・・・・・っ」

リョウが寝ぼけ声であたしのうなじ辺りを唇で触れてきて、驚いて息を飲む。

「・・・リョウ?」

後ろから抱きしめてくれているリョウに向き直るようにくるりと寝返りをうつと、まだ目覚めきっていないリョウが、ちゅ、とキスをしてくる。

あたしは、ふふ、と笑みをこぼした。
だって、こんなリョウは、きっとレア。
こんな無防備な姿、一夜を共にした女性(ひと)でも見れる人は少ないと思う。
これってあたしに心を許してくれてるってことだよね?
だって、あのリョウだし。
やっぱり嬉しいな。
あ、早くもまたプレゼントを貰っちゃった。
うふふ。

「ごめん、起こしちゃった?」
「んー・・・そうでもないけど、おまぁからイイ匂いがしたから」
「ええっ?!」

あたしの顔が、一気にボンと茹で上がる。
リョウはあたしの胸元に顔を押し付ける。

「するよ、イイ匂い」

そして、ニヤリと笑う。
あたしは何も言えないで、ただ真っ赤なまま口をパクパクさせるだけだ。

「・・・もう時間?」
「うん、あたしはそろそろ起きるけど、リョウはもうちょっと寝てていいよ」
「・・・ホントは香ちゃんを頂こうかと思ったんだけどなー・・・」

ボソッと言ったリョウの言葉、しっかり聞こえてるわよ。

「もうっ、何言ってるのよ。今日はアニキのところに行くんだからね」
「分かってるって。でも・・・まだ、眠い」

ふぁぁ、と欠伸をしているリョウは眠そうだ。
・・・あたしを抱いてくれたから。

それを思うと、今日はまだ寝かせてあげてもいいかな、と頬を染めて、はにかみながら思ってしまう。
まだ時間は早いし、ご飯の支度ができたら起こそう。
あたしは一足早く、着ていたものを身につけ、部屋を出た。

朝食の支度ができても、まだ、リョウが起きてくる気配がないので、起こしにリョウの部屋に行った。

「リョウ、起きて。朝ご飯ができたよ」

リョウの身体をポンとしようとしたその手をぐっと掴まれ、ぐいっと引っ張られた。

「きゃ・・・」

驚いて小さく声が出て、勢いよく、そのままリョウへと突っ込んだところで、リョウに抱き留められた。

「おはよ、香チャン」

ニヤリと笑うリョウと比べてあたしの心臓はバクバクいっている。

「なっ・・・ビックリするでしょ!」
「悪ぃ。でも、ほら今日は香チャンの誕生日だし?」
「だから・・・?」

首を傾げるあたしにリョウが苦笑する。

「だから、こういうこと」

リョウの手があたしの後頭部を支えて・・・

「・・・んっ・・・」

唇を塞がれた。
触れるだけのキスを何回かして離れたリョウは、どこかすっきりした表情をしている。

「誕生日・・・おめでと」
「・・・あっ・・・ありがと」

耳元で囁かれたリョウの声は、甘くて優しくて、思わずぎゅっと目を瞑った。
すぐ傍でリョウがクスッと笑う気配がする。

「そんな顔してると、またするぞ?」
「・・・・・・え?」

おそるおそる目を開けてリョウと目が合うと、楽しそうに笑って答えた。

「キス」
「え・・・・・ええっ?!」

驚いてじたばたしていると、リョウがプッと吹き出して、あたしの頭をポンポンとたたいた。

「朝飯、できたんだろ?」
「え?あ、うん」
「んじゃ、起きるか」

真っ赤になっているあたしを残して、リョウはさっさと起きて服を着始めるのを見て、あたしも慌てて起きる。

「もうっ、リョウのバカっ」
「はいはい」

そう笑いながら流して、あたしの頭をくしゃっとするリョウの手が大きくて、優しくて、温かくて、瞬間あたしをドキッとさせたリョウは、悔しいけど、余裕があって、カッコいい男だ、と改めて思う。


朝食を食べ終わってから、あたしの家事が一通り終わる頃を見計らって出かける準備をする。
もちろん、アニキのお墓参りに行くために。

外に出ると、雲が多めだけど、晴れ間も見えている。
近くで供花を買い、そこまで行くと、もうすでに真新しい花が供えられてあった。
それを誰が供えたか、なんてすぐに分かる。

「・・・冴子さん」

リョウも息を吐いて小さく微笑う。

「あいつも早いな。もう供えてあるってことは、すでに参ったってことだよな」

そう言いながらも、顔が嬉しそうだよ?リョウ。
でも、あたしも同じ気持ちだから微笑んで、それから、しゃがんでお花を供えた。

「アニキ、来たよ」

リョウはあたしの後ろで黙って立っている。

「ねぇ、アニキ。高校の頃はよく女らしくしろって言ってたけど、今日、あたし、誕生日でまた1つ、大人になったのよ。・・・どう?少しは女らしくなったかな?化粧っけはほとんどないし、がさつなところも直ってないけど」

あたしが苦笑しながらアニキに聞いてみると、後ろから優しく頭をポンとされる。
振り返らなくても分かる。
きっと、今、リョウは優しく微笑っている―――。

あたしのことを見守っていてくれてるかのように。
その逞しい身体で大きく包んでくれているかのように。
ただ、そこにいてくれるだけなんだけど、それが、すごく安心できるんだよね・・・ってこれはあたしだけの秘密。

そしたらリョウのヤツ―――

「んー、まぁ、多少は女らしくなったんでない?」

とか言うのよ?!
ちょっと失礼じゃない!

「なっ・・・?!」

クッと笑ったリョウが、もう一回、あたしの頭をポンポンとたたく。
ムッとしたあたしは立ち上がってリョウに向き合う。

「何よ、それ」

プッと頬を膨らませると、リョウが一歩前に来て、あたしと肩を並べる。
リョウを見上げると、真剣にまっすぐアニキを見つめていて、目が離せない。
あたしが見つめる中、リョウは少しの間、そうしてじっとしていた。

アニキと何を話してるのかな?
パートナーで親友だったから、昔の話で盛り上がってるのかな?
それとも・・・男同士のナイショ話?

きっと、聞いてもリョウは答えてくれないから、聞かないけど。

そしたら、ふいにリョウがフッと微笑って、一瞬、ドキッとする。
そして、あたしの肩を抱き寄せて・・・

「おれ達は元気だから、心配すんなよ」

リョウと目が合って、それに頷いてアニキを見た。

「うん。あたし達は大丈夫よ」

そして、もう1つの供えられた花を見る。

「だから、アニキは冴子さんのことを見守っててあげて」
「そうだな。あいつは、お前がいなくなった今でも、お前を心の支えにしてるみたいだしな」

リョウがニヤリと笑う。

「冴子もお前のどこが気に入ったんだかな・・・?」

リョウを見ると、楽しそうに笑ってて、それが嬉しくて、あたしも笑みを浮かべた。

・・・冴子さんがアニキのどこを気に入ったか、なんて、リョウだって分かりすぎるくらい分かってるくせに。

もしかしたら、リョウは今、あの頃に戻って話をしているのかもしれない。
だって、ホントに楽しそうにしてるから。

・・・ちょっとアニキが羨ましいかも。
リョウがこんな風にしてるのって相手がアニキだからだよね。
あたしもリョウの素で笑う顔、もっと見たいな。

・・・・・・。

・・・いいわよ、あたしだってこれからリョウと楽しく暮らすんだから。

・・・とか、アニキに対抗意識を持ってどうするのよ?

「・・・・・・り」
「・・・おり・・・ぉいっ」
「香っ!」

どうやら、1人で空笑いをしてたら、何回か名前を呼ばれてたみたい。

「・・・・・・へ?」
「へ?じゃねーよ。何ボーッとしてんだよ。行くぞ」
「え?もう行くの?ちょっと待ってよ・・・あ。ごめんね、アニキ。また今度来るから、その時ゆっくり話すね」

あたしはアニキに別れを告げてから、慌ててリョウを追いかけた。







****

携帯からなので字数制限があるので、後編に続きます☆



【 2013/05/17 (Fri) 】 NOVEL | TB(-) | CM(0)
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撩&香の一コマ♪
プロフィール

実梨

Author:実梨
シティーハンターが好きで、二次創作を始めました(^^ゞ
カッコいいリョウと可愛い香ちゃんを目指して、日常の色んな2人を描いていけたらいいな、と思ってますv
初心者なので、まだまだ未熟で駄文ばかりではありますが、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです♪

更新履歴
・ 8/ 24 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・ 7/ 18 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・ 6/ 16 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・ 4/ 22 MEMOに拍手御礼(お待たせしてすみませんでした)
・ 4/ 17 遅ればせながら香ちゃん、お誕生日おめでとうvv
・12/ 7 サイト6周年vホントにどうもありがとうございますvvv
・11/ 13 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・11/ 2 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・10/ 19 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・ 8/ 10 EVENTに5周年記念SS(後編)をUP&MEMOに拍手御礼
・ 8/ 4 EVENTに5周年記念SS(前編)をUP(今更ですみませんっ)
・ 7/ 13 MEMOに拍手御礼
・ 7/ 2 NOVELをUP
・ 6/ 1 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・ 5/ 23 NOVELをUP
・ 5/ 5 MEMOに拍手御礼
・ 4/ 10 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・ 3/ 31 香ちゃんお誕生日おめでとうvv
・ 3/ 26 撩ちゃんお誕生日おめでとうvv
・ 3/ 23 NOVELをUP
・ 3/ 14 MEMOに拍手御礼
・ 3/ 2 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・ 2/ 19 NOVELをUP
・ 2/ 10 SSSをUP
・ 2/ 1 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・ 1/ 22 MEMOに拍手御礼
・ 1/ 10 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・ 1/ 5 どうぞ2014年もよろしくお願いしますvNOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・12/ 31 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・12/ 29 MEMOに拍手御礼
・12/ 25 NOVELをUP
・12/ 24 NOVELを2話分UP
・12/ 15 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・12/ 7 サイト5周年~♪ホントにどうもありがとうございますvv
・11/ 28 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・11/ 18 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・10/ 20 MEMOに拍手御礼
・10/ 5 MEMOに拍手御礼
・10/ 4 NOVELをUP
・ 9/ 23 NOVELをUP
・ 9/ 16 LINKに素敵サイト様1件追加!&MEMOに拍手御礼
・ 9/ 1 NOVEL2話目をUP&MEMOに拍手御礼
  ・ 8/ 15 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・ 8/ 5 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・ 7/ 30 NOVELをUP&MEMOに拍手御礼
・ 7/ 7 七夕SSをUP
・ 6/ 30 NOVEL1話目をUP&拍手御礼v
・ 6/ 17 ついに!新しいPCになりましたーっvvv&拍手御礼v
・ 2/ 8 EVENTに4周年記念SSをUP&MEMOに拍手御礼v
・ 1/ 20 LINKに素敵サイト様1件追加!
・ 1/ 8 NOVELにお正月SSをUP&MEMOに拍手御礼v
・ 1/ 2 2013年v新年あけましておめでとうございますvv今年もどうぞよろしくお願いいたします☆
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